ガスクロマトグラフ導入で迷わない|GC Compass

ガスクロマトグラフは
使用シーン
選ぶ装置が変わる

ガスクロマトグラフは、使用シーンによって、求められる性能がまったく異なります。測定シーンに合わない機器を選ぶと、精度が不足する・現場に置けない・運用が難しいといったトラブルにつながりかねません。
自社に合った機器を選ぶには、「どこで・何を測定したいか」を起点に検討することが大切です。
このページでは、3つの使用シーン別におすすめのガスクロマトグラフの装置とメーカーを紹介します。

使用シーン別で選ぶ
ガスクロマトグラフ
装置3選を紹介

ガスクロマトグラフの使用シーンは「発生現場での連続計測」「ラボでの成分特定」「製造ラインへの組み込み」の3つに大きく分かれます
それぞれ設置条件・必要な精度・運用方法が根本的に異なるため、用途ごとに適した装置と選定ポイントを分けて解説します。

ガス発生源で状態変化を
連続計測したい

Sylphボールウェーブ

Sylph

引用元:ボールウェーブ公式HP
(https://www.ballwave.jp/products/)

対応
ガス
VOC・残留溶媒・香気成分
重量 1.9kg
サイズ 133×88×174mm
こんなシーンにおすすめ
  • 担当者がガスの発生源に直接持ち込み、状態変化を連続観測したい
  • 現場でガスの時系列データを記録し、変化のタイミングを発見したい
おすすめの理由
  • 装置の水素源となるキャニスター内蔵で配管工事や外部ボンベが不要。重量1.9kgの小型設計でライン脇や設備周辺など設置場所を問わない。
  • 夜間・休日・無人時間帯をまたぐガス変化も、約100時間の連続稼働で記録。スポット測定では捉えにくい変動も見落とさずに把握できる。

ラボで何の成分かを
正確に特定したい

8890 GC システムアジレント・テクノロジー

8890 GC システム

引用元:アジレント・テクノロジー公式HP
(https://www.chem-agilent.com/contents.php?id=1005473)

対応
ガス
硫黄化合物・窒素化合物・VOC・残留溶媒・香気成分
重量 公式HPに記載なし
サイズ 580×510×490mm
こんなシーンにおすすめ
  • ppbレベルの微量成分を、品質試験・規制基準を満たす精度で分析したい
  • 複雑な混合試料から対象成分だけを正確に特定したい
おすすめの理由
  • 測定目的に合わせた検出器を最大4つ同時に搭載。複雑な試料中でも対象成分だけをppbレベルの濃度で見逃さずに検出できる。
  • 測定中に起きやすい信号のブレを、熱伝導度検出器で抑制。第三者提出が必要なデータを高い再現性で出力する。

製造ライン
異常を自動検知したい

GC8000横河電機

GC8000

引用元:横河電機公式HP
(https://www.yokogawa.co.jp/solutions/products-and-services/measurement/analyzers/gas-analyzers/process-gas-chromatographs/process-gas-chromatograph-gc8000/#詳細)

対応
ガス
天然ガス・石油精製・石油化学
重量 壁掛け形:約100~200kg
自立形:約140~220kg
サイズ 公式HPに記載なし
こんなシーンにおすすめ
  • 停止が許されないラインで稼働中のガスを継続監視したい
  • 有害ガスを扱うため、異常の予兆を検知して安全管理を仕組み化したい
おすすめの理由
  • 測定精度を左右する温度を高水準の±0.03°Cでキープ。24時間稼働でも結果がブレず、異常の見逃しや誤検知を防ぐ。
  • 分析結果を監視システムにリアルタイムに表示。異常発生時は素早く機器の制御を実行し、品質不良の発生を抑える。

※2026年4月6日時点、Googleで「ガスクロマトグラフ メーカー」検索し公式HPが確認できた18社を対象に、各社最大2製品(複数製品の掲載がない場合は1製品)を調査。
再現性の記載があった製品の中での比較。

使用シーン別で選ぶ
ガスクロマトグラフ
装置3選
を詳しく紹介

ガス発生源
状態変化を連続計測したい

ボールウェーブSylph

Sylph
引用元:ボールウェーブ公式HP(https://www.ballwave.jp/products/)
こんな利用シーン・担当者向け
自動車メーカー
自動車メーカー

溶剤ガスを現場でリアルタイム監視したい安全・環境管理担当

食品・医薬品
医薬品・食品

ガス環境を常時チェックして品質リスクを防ぎたい品質管理担当

不動産・建設
不動産・建設

室内VOCを継続測定して異常を
早期に検知したい施設管理担当

美術館
美術館

保管空間のVOCを24時間監視したい管理担当

ボールウェーブのSylphが
おすすめの理由
01
ボンベも配管工事も不要
電源を入れて約10分で測定

水素吸蔵合金キャニスターを本体に内蔵しているため、外部ボンベや配管工事は一切不要。重量1.9kgの小型設計で、起動から約10分で測定を開始できます。

現場担当者が発生源の周辺に直接持ち込み、その場で即座に測定可能。ラボへサンプルを持ち帰る工程はなく、現場だけで完結します。

02
100時間連続稼働で
夜間・休日のガス変化も
記録し続ける

約100時間の連続稼働により、無人の時間帯でも測定を中断せずに継続可能。自動クリーニング機能により長時間稼働中の測定精度を維持するため、データの信頼性を確保したまま証拠記録を蓄積できます。

いつ・どの成分が・どの濃度で発生したかを数値で記録。常時監視の負担から解放され、測定中も終了後も、変化の推移を時系列で確認できます。

Sylphの製品スペック
Sylphの製品スペック
引用元:ボールウェーブ公式HP(https://www.ballwave.jp/products/)
重量 1.9kg
サイズ 133×88×174mm
起動時間 約10分
連続稼働時間 約100時間
キャリアガス 水素吸蔵合金キャニスター内蔵
検出器 ボールSAWセンサ
カラム交換 可能
自動クリーニング あり
ガス供給方式 ボンベ・配管不要
Sylphの測定イメージを
動画で確認

0:20〜、測定方法を紹介しています。キャリーケースから取り出して本体を設置し、ケーブルに接続後、専用アプリを起動。ここまでの準備は約10分で完了し、あとはボタン操作ひとつで自動的にガスを捕集・分析します。

1:38〜、測定中の画面です。測定結果はリアルタイムでグラフ表示され、CSVファイルで出力できます。
現場担当者がすぐに使い始められる設計で、専門的な知識や事前準備を必要としません。

Sylphの活用事例
活用前
トラブルの原因を
事前に把握できなかった

精密電子機器の製造現場では、揮発した成分が機器内に侵入し、レンズの曇りや絶縁膜の耐圧低下などの不良原因となります。

気中に拡散する微量成分を現場で捕捉・分析する手段がなく、トラブルが顕在化してから原因を遡って調べるほかありませんでした。

活用後
微量成分をその場で捕集・分析
トラブルの芽を早期発見

ガスバッグに捕集したサンプル中の成分をSylphでその場で分離・検出できる体制を構築しました。

気中濃度換算でppbオーダーまで問題なく測定。持ち運びが容易で操作もシンプルなため、必要な場所にピンポイントで設置して常時監視。トラブルの早期発見と除去装置の性能評価の両方に役立っています。

参照元:ボールウェーブ公式HP(https://www.ballwave.jp/blog/20250828.html

ボールウェーブのサポート体制
測定対象の選定から
成分の特定まで伴走

ボールウェーブは初期段階から、測定対象ガスの選定、測定箇所の設計・運用方法の検討まで、コンサルティング型のサポートを提供しています。

導入後も、取得したクロマトグラムデータの読み解き方や、VOC発生源の特定・異臭原因の絞り込みへの活用方法について、類似事例をもとに継続的な相談にも対応。分析の専門知識を持たない現場担当者でも、測定結果を規制対応・社内報告に活用できる体制を整えています。

ボールウェーブの会社情報
会社名 ボールウェーブ株式会社
本社所在地 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-40東北大学連携ビジネスインキュベータ 501
公式HP https://www.ballwave.jp/

ラボ
何の成分かを正確に特定したい

アジレント・テクノロジー8890 GC システム

8890-gc
引用元:アジレント・テクノロジー公式HP(https://www.chem-agilent.com/contents.php?id=1005473)
こんな利用シーン・担当者向け
化学・電子材料メーカー
化学・電子材料
メーカー

未知ピーク・微量不純物を同定したい研究開発/分析担当

医薬品・食品メーカー
医薬品・
食品メーカー

規格試験を安定運用したい品質保証/品質管理担当

自動車部品・電機メーカー
自動車部品・
電機
メーカー

トラブル要因を特定したい
解析/不具合調査担当

受託分析会社・研究機関
受託分析会社・
研究機関

環境試料を高精度に分析したい技術担当

アジレント・テクノロジーの
8890 GC システムが
おすすめの理由
01
最大4検出器同時搭載で
ppb以下の微量成分も
見逃さない

用途に応じて選べる検出器を最大4つ、同時に搭載して測定。複数の検出器を組み合わせることで、複雑な試料マトリクスの中に含まれる対象成分だけを的確に見分け、ppb以下の濃度域まで検出することが可能です。

「何が・どれだけ検出されたか」を証拠として残せるため、原因究明や行政報告にそのまま使えるデータが得られます。

02
熱伝導度検出器で
測定値のブレを抑える

熱伝導度検出器の活用によって、測定中に生じやすい信号のブレを抑制します。

高い再現性で安定した測定結果を出力。規制対応や品質証明など第三者への提出が必要な場面でも、データの信頼性に迷う必要がありません。

8890 GC システムの
製品スペック
8890 GC
引用元:アジレント・テクノロジー公式HP(https://www.chem-agilent.com/contents.php?id=1005473)
重量 公式HPに記載なし
サイズ 580×510×490mm
起動時間 公式HPに記載なし
連続稼働時間 公式HPに記載なし
キャリアガス 公式HPに記載なし
検出器 FID、TCD
カラム交換 公式HPに記載なし
自動クリーニング 公式HPに記載なし
キャリアガス供給方式 公式HPに記載なし
8890 GC システムの
測定イメージを
動画で確認

0:11〜、測定方法を紹介しています。新しい測定条件を作成し、基準となる波形データを登録。検出された成分の調整や名前付けを行った後(2:20〜)、対象成分と許容誤差を設定します(3:04〜)。

3:55〜は、設定した条件を測定機器へ転送する画面です。警告レベルを選択し、自動判定を有効にした状態で測定を開始します(4:44〜)。

8890 GC システムの活用事例
活用前
悪臭発生の原因特定に
数週間かかっていた

工場の敷地境界線付近において定期的に発生する微量の悪臭への対策を検討。しかし、どの特定悪臭物質が原因なのかを判別できず、サンプリングを繰り返していました

結果が出るまでに数日〜数週間のタイムラグが生じ、発生時の操業状況と照らし合わせが難しい状況でした。

活用後
微量悪臭も当日中に
分析・対策できるようになった

Agilent 8890 GCと試料濃縮システムを導入したことで、複数の悪臭原因物質を一斉に、かつ当日中に分析できるようになりました。

規制基準値以下の微量な成分でも、環境省告示に準拠した高い信頼性と再現性で可視化。外部委託によるリードタイムが解消されたことで、悪臭発生時のプロセス変化を即座に把握し、迅速かつ的確な防臭対策の立案に役立っています。

参照元:【PDF】アジレント・テクノロジー(https://www.chem-agilent.com/appnote/pdf/application-offensive-odor-sample-intro-8890-gc-5994-5088ja-jp-agilent.pdf

アジレント・テクノロジーの
サポート体制
熟練者がいなくても
装置が解決策を提案

アジレント・テクノロジーの最新モデル8890B/8860B GCに搭載された「GC Assist」は、装置自体がサポート機能を内蔵した新しい仕組みです。エラーを検知すると、解決策を順を追って装置が案内するため、熟練者への問い合わせや訪問修理を待たずにその場でトラブルを解決できます。
人手不足や技術継承が課題となっている現場においても、担当者のスキルに依存せず安定した分析運用を維持できる点は、従来の人的サポート体制では実現できなかった強みといえるでしょう。

アジレント・テクノロジーの
会社情報
会社名 アジレント・テクノロジー株式会社
本社所在地 東京都八王子市高倉町9-1(日本本社)
公式HP https://www.agilent.com/ja

製造ラインで異常を
自動検知したい

横河電機GC8000

GC8000
引用元:横河電機公式HP(https://www.yokogawa.co.jp/solutions/products-and-services/measurement/analyzers/gas-analyzers/process-gas-chromatographs/process-gas-chromatograph-gc8000/#詳細)
こんな利用シーン・担当者向け
石油化学プラント・ガス関連
石油化学プラント・
ガス関連

工程ガスをオンライン監視したい
製造/プロセス管理担当

化学プラント・エネルギー系
化学プラント・
エネルギー系

異常を早期検知したい
保全/設備管理担当

製油所・科学関連
製油所・科学関連

運転条件を最適化したい
プロセスエンジニア

化学工場・エネルギー
化学工場・
エネルギー

規制対応の連続測定をしたい環境/コンプライアンス担当

横河電機のGC8000が
おすすめの理由
01
業界内でも高水準
温度制御で
プラントの
長期安定稼働を支える

ガスクロマトグラフの測定値は、カラムオーブンの微細な温度変化に左右されますが、GC8000はその温度変動を高水準である±0.03℃に抑制。

温度変動を抑えることで測定値のブレを抑え、長期にわたって再現性の高いデータを取得できます。同じ精度での監視が続くため、異常の予兆も感知できるでしょう。

※2026年4月6日時点、Googleで「ガスクロマトグラフ メーカー」検索し公式HPが確認できた13社の各2製品を対象に調査。再現性の記載があった製品の中での比較。
02
統合制御システムと連携し
異常の拡大を早期に防ぐ

統合制御システム(DCS)との連携で、分析結果をリアルタイムで監視システムへ反映します。

製造プロセス中に不良・異常が発生した際も、検知から機器制御への反映までをスムーズに行えるため、問題の拡大を早期に回避。プラント全体の安定稼働と、安全な測定環境の維持に貢献します。

GC8000の製品スペック
8890 GC
引用元:横河電機公式HP(https://www.yokogawa.co.jp/solutions/products-and-services/measurement/analyzers/gas-analyzers/process-gas-chromatographs/process-gas-chromatograph-gc8000/#詳細)
重量 壁掛け形:約100~200kg
自立形:約140~220kg
サイズ 公式HPに記載なし
起動時間 公式HPに記載なし
連続稼働時間 公式HPに記載なし
キャリアガス H2、N2、He、Ar
検出器 TCD、MTCD、FID、FPD
カラム交換 可能
自動クリーニング 公式HPに記載なし
キャリアガス供給方式 H2、N2、He、Ar
GC8000の測定イメージを
動画で確認

0:44〜、GC8000の測定イメージを紹介。プロセスサンプルは圧力・流量を調整した上で、空圧式のロータリーバルブによって微量を正確に取り込む仕組みです。

キャリアガスによって成分ごとに分離され、精密な温度制御によって分離精度を保ちます。

GC8000の活用事例

公式HPにGC8000の活用事例の掲載がありませんでした。

横河電機のサポート体制
一般校正業者では対応できない調整まで
ワンストップで依頼

横河電機では、製品サポートの一環として引取校正サービスを提供。一般的な校正業者では、現状の測定値の確認と証明書発行までに留まります。横河電機の引取校正サービスは、自社製品の仕様を熟知した技術者が対応するため、仕様値から外れていた場合の調整作業まで一括で依頼可能です。

また、調整前後の測定データを成績書として提供しているため、社内管理や監査にも活用。JCSS校正や各種証明書類の発行にも対応しています。

横河電機の会社情報
会社名 横河電機株式会社
本社所在地 東京都武蔵野市中町2-9-32
公式HP https://www.yokogawa.co.jp/

ガスクロマトグラフメーカー
一覧

国内外の主要ガスクロマトグラフメーカーと製品を厳選して紹介しています。自社の測定目的や予算、使用シーンに合わせたメーカーの選び方を解説。小型・ポータブル型から据え置き型、プロセスGCまで、用途に適した企業と製品を確認できます。

ボールウェーブSylph

Sylph
引用元:ボールウェーブ公式HP(https://www.ballwave.jp/products/)

ボールウェーブの「Sylph(シルフ)」は、現場への持ち込みを前提に設計されたガスクロマトグラフです。

配管工事・外部ボンベ不要、重量1.9kgで設置場所を選ばない携帯性と、約100時間の連続稼働による見落としのない長時間モニタリングを強みとしています。

対応ガス・
成分
VOC、硫化水素、アンモニアなど
重量 1.9kg
サイズ 133×88×174mm
連続稼働時間 約100時間
起動時間 約10分
キャリアガス供給方式 ボンベ・配管不要

アジレント・テクノロジー8890 GC システム

8890 GC システム
引用元:アジレント・テクノロジー公式HP(https://www.chem-agilent.com/contents.php?id=1005473)

アジレント・テクノロジーの8890 GC システムは、最大4検出器の同時搭載によるppb以下の高精度な分析を可能としている製品です。

予定外のダウンタイムを防ぐ機能をはじめ、活用事例や導入・維持に役立つ仕様まで網羅して解説します。

対応ガス・
成分
硫黄化合物・窒素化合物・VOC・残留溶媒・香気成分
重量 公式HPに記載なし
サイズ 580×510×490mm
連続稼働時間 公式HPに記載なし
起動時間 公式HPに記載なし
キャリアガス供給方式 公式HPに記載なし

横河電機GC8000

GC8000
引用元:横河電機公式HP(https://www.yokogawa.co.jp/solutions/products-and-services/measurement/analyzers/gas-analyzers/process-gas-chromatographs/process-gas-chromatograph-gc8000/#詳細)

公表値の中で高水準となる±0.03°Cの温度安定性で、プラントの長期安定稼働を支える横河電機のGC8000。

防爆構造を備え、屋外プラントや危険場所への設置に対応しています。

対応ガス・
成分
天然ガス・石油精製・石油化学
重量 約100~220kg
サイズ 公式HPに記載なし
連続稼働時間 公式HPに記載なし
起動時間 公式HPに記載なし
キャリアガス供給方式 H2、N2、He、Ar

島津製作所Nexis GC-2060

Nexis GC-2060
引用元:島津製作所公式HP(https://www.an.shimadzu.co.jp/products/gas-chromatography/gas-chromatograph/comparison/index.html)

島津製作所のNexis GC-2060は、1956年のGC開発から70年の技術蓄積を背景に、高感度検出器と最大4検出器の同時搭載を実現したフラッグシップモデルです。

ClickTek™技術による工具不要のメンテナンスやAI機能「Analytical Intelligence」による運用効率化など、操作性と省エネを両立した設計を紹介します。

対応ガス・
成分
VOC・残留溶媒・香気成分・残留農薬
重量 34kg
サイズ 515×440×525mm
連続稼働時間 公式HPに記載なし
起動時間 公式HPに記載なし
キャリアガス供給方式 公式HPに記載なし

サーモフィッシャーTRACE 1610 GC

TRACE 1610 GC
引用元:サーモフィッシャーサイエンティフィック公式HP(https://www.thermofisher.com/jp/ja/home/industrial/chromatography/gas-chromatography-gc.html)

サーモフィッシャーのTRACE 1600シリーズは、注入口・検出器を約2分で交換できるiConnect技術によりダウンタイムを大幅に削減する設計思想が特徴の製品です。

モジュール方式による柔軟な構成変更で、1台のGCで複数ワークフローに対応できる運用を解説します。

対応ガス・
成分
VOC・残留溶媒・排ガス成分・残留農薬
重量 公式HPに記載なし
サイズ 450×440×670mm
連続稼働時間 公式HPに記載なし
起動時間 公式HPに記載なし
キャリアガス供給方式 公式HPに記載なし

パーキンエルマーGC 2400

GC 2400
引用元:パーキンエルマー公式HP(https://www.perkinelmer.co.jp/prod/gc/gc2400/)

パーキンエルマーのGC 2400は、MS・FID・ECDを最大3検出器まで同時搭載でき、自社製の前処理装置群とシームレスに連携して試料導入から分析までを一元化する製品です。

環境・食品・医薬・石油化学分野での導入実績や、独自のMarathonフィラメント技術について紹介します。

対応ガス・
成分
VOC・残留溶媒・天然ガス・残留農薬
重量 65kg
サイズ 500×600×690mm
連続稼働時間 65kg
起動時間 500×600×690mm
キャリアガス供給方式 公式HPに記載なし

日本電子(JEOL)AccuTOF GC-Alpha 2.0

AccuTOF GC-Alpha 2.0
引用元:日本電子公式HP(https://www.jeol.co.jp/products/scientific/gcms/JMS-T2000GC.html)

日本電子のAccuTOF GC-Alpha 2.0は、質量分解能30,000・質量精度1ppmの高精度GC-MSに、EI・FI・FDなど多彩なイオン化法を搭載し、未知物質の同定に威力を発揮する製品です。

自動統合解析ソフトウェアmsFineAnalysisによる解析の迅速化と属人化防止の仕組みを解説します。

対応ガス・
成分
未知化合物・添加剤・農薬・環境汚染物質(GC-MS)
重量 公式HPに記載なし
サイズ 公式HPに記載なし
連続稼働時間 公式HPに記載なし
起動時間 公式HPに記載なし
キャリアガス供給方式 公式HPに記載なし

インフィコンマイクロGC Fusion

マイクロGC Fusion
引用元:インフィコン公式HP(https://www.inficon.com/ja/製品情報/ガス分析/マイクロgc-fusionガス分析装置)

インフィコンのマイクロGC Fusionは、最大4つのGCモジュールによる同時並行分析で、1〜3分の高速測定を実現したマイクロガスクロマトグラフです。

天然ガスやプロセスガスの現場分析・オンライン監視に適した設計と、導入時の検討ポイントを紹介します。

対応ガス・
成分
永久ガス・天然ガス・炭化水素(C12以上)
重量 約6.2kg(2モジュール構成)〜約15.4kg(4モジュール構成)
サイズ 462×196×254mm(2モジュール)/ 475×432×271mm(4モジュール)
連続稼働時間 公式HPに記載なし
起動時間 公式HPに記載なし
キャリアガス供給方式 ヘリウム・水素・窒素・アルゴン(外部ボンベから供給)

ヤマト科学SGCシリーズ

SGCシリーズ
引用元:ヤマト科学公式HP(https://www.yamato-net.co.jp/product/detail/1812/)

ヤマト科学が販売するSGCシリーズ(製造:NISSHAエフアイエス)は、周囲の空気をキャリアガスに利用するボンベ不要設計で、ppbレベルの悪臭・VOC測定に対応するセンサーガスクロマトグラフです。

JIS K 0315:2022準拠の測定方法で、環境測定・脱臭装置の評価・食品鮮度管理などに活用されています。

対応ガス・
成分
硫化水素・メタンチオール・アセトアルデヒド・エチレン
重量 約6.2kg
サイズ 260×340×135mm
連続稼働時間 オプション対応(自動連続測定)
起動時間 公式HPに記載なし
キャリアガス供給方式 自然大気(ボンベ不要)

Defiant TechnologiesFROG-5000

FROG-5000
引用元:Defiant Technologies公式HP(https://www.defiant-tech.com/frog-portable-gas-chromatograph-gc/)

Defiant Technologiesの「FROG-5000」は、重量約2.2kg・バッテリー駆動約9時間の超軽量設計で、土壌・水質・大気中のVOCをフィールドで直接測定できるポータブルガスクロマトグラフです。

MEMS技術を活用したPID検出器でBTEX・塩素系溶剤をサブppbレベルから検出し、外部ラボ同等の精度を現場で実現します。

対応ガス・
成分
BTEX・塩素系溶剤(TCE・PCE)・ナフタレン等のVOC
重量 約2.2kg
サイズ 約254×190×368mm
連続稼働時間 約9時間(バッテリー駆動)
起動時間 公式HPに記載なし
キャリアガス供給方式 外部ボンベ不要

ジーエルサイエンスGC-4000 Plus

GC-4000 Plus
引用元:ジーエルサイエンス公式HP(https://www.gls.co.jp/product/gc_devices/gas_chromatograph/00920.html)

ジーエルサイエンスのGC-4000 Plusは、GC本体・キャピラリーカラム・消耗品を自社で一貫開発する国産メーカーならではの高い適合性が特徴の汎用ガスクロマトグラフです。

周辺機器やオーダーメイド装置を含む幅広い選択肢で、環境・食品・石油化学など多分野の分析環境を構築できます。

対応ガス・
成分
VOC・無機ガス(H₂・O₂・N₂・CO)・有機化合物全般
重量 約46kg
サイズ 562×520×450mm
連続稼働時間 公式HPに記載なし
起動時間 公式HPに記載なし
キャリアガス供給方式 He・N₂・Ar・H₂(PlusHモデルのみ)(外部ボンベから供給)

ジェイ・サイエンス・ラボGC7100シリーズ

GC7100シリーズ
引用元:ジェイ・サイエンス・ラボ公式HP(https://j-sl.com/products/gc7100-2/)

ジェイ・サイエンス・ラボのGC7100シリーズは、5種類以上の検出器に対応する小型汎用機を軸に、プロセス用・医療用・環境分析用の専用モデルも展開する製品群です。

標準製品で対応できない分析条件には、顧客の測定対象に合わせたカスタムシステムの受託開発にも対応する体制を紹介します。

対応ガス・
成分
高純度ガス・医療用ガス・悪臭物質・LPG・天然ガス
重量 約40kg
サイズ 495×430×500mm
連続稼働時間 公式HPに記載なし
起動時間 公式HPに記載なし
キャリアガス供給方式 公式HPに記載なし

ガスクロマトグラフの種類と選び方
まとめ

ラボ据え置き型、ポータブル型、マイクロGCなど、多様なガスクロマトグラフの種類と特徴を体系的に解説します。
設置形態や検出器の違い、導入コストの比較ポイントも整理し、自社が選ぶべき装置の基準がひと目でわかります。

小型・ポータブル
ガスクロ
マトグラフの
特徴とおすすめ

製造現場や屋外へ手軽に持ち運べる「小型・ポータブルガスクロマトグラフ」の性能やメリットを解説。インフラ不要でリアルタイム分析を行える強みを示し、現場での一次スクリーニングや環境モニタリングに適した製品を紹介します。

マイクロ
ガスクロマトグラフ
(マイクロGC)の特徴

迅速な測定と圧倒的なコンパクトさを誇る「マイクロGC」のメリットとデメリットを詳しく解説
適している用途や向かない分析条件、導入時の注意点までを網羅。「何をどこで測るか」の視点から、自社のニーズに合致するかを見極められます。

ガスクロマトグラフの
測定対象物・成分
別分析ガイド

「何を測りたいか」を起点としたガスクロマトグラフの選定ガイドです。
対象成分に応じてまったく異なる、必要な検出器やカラム、設置インフラの組み合わせを解説。自社の測定対象に適した装置を正しく選ぶ参考にしてください。

VOC(揮発性有機化合物)

VOC(揮発性有機化合物)

工場周辺や大気環境の監視に不可欠な「VOC(揮発性有機化合物)分析」を解説。
微量な有機溶剤成分を高感度・スピーディーに測定するための検出器の選び方や、現場への導入メリット、おすすめの装置を分かりやすく紹介します。

ガスクロマトグラフ

測定対象物・成分別分析ガイド

ガスクロマトグラフの導入を成功させるための具体的な手段や方法を紹介
事前の要件整理から、検出器・カラムの選定基準、設置に必要なインフラ要件、稼働までのスケジュールやチェックリストまでを網羅。失敗しない選定とスムーズな立ち上げをサポートします。

機器の種類や性能クラスに応じた本体の価格相場を明示。

さらに、周辺装置やデータ処理ソフト、インフラ工事など本体以外にかかる隠れた初期費用の全体像を解説し、リース・レンタル活用法まで予算計画のポイントをまとめました。

導入後に発生する継続コストの全体像がわかる維持費用を紹介しています。

高騰するキャリアガス代の目安、カラムやセプタムなどの消耗品費、メーカー保守契約の重要性までを網羅。
ガスセーバー機能などを活用し、長期的な運用費を抑えるポイントも紹介します。

高圧ガスボンベの調達や管理に悩む方へ、ボンベ不要型ガスクロマトグラフの仕組みを解説

空気キャリア方式や水素キャニスター方式の特徴と代表製品を紹介し、コスト削減や安全性向上など、現場のインフラ制約を解消するメリットを紐解きます。

現場の課題解決・
原因究明のための
ガス分析ガイド

製造現場やプラントで発生するトラブルの原因究明に役立つ、ガス分析の活用法を網羅。異臭の発生、製品の品質ばらつき、ガス漏洩などの課題に対し、ガスクロマトグラフを用いて迅速に成分を特定し、迅速な対策と再発防止へ繋げるための実践ガイドです。

工場QC・トラブル対応に
おけるガス成分の
「一次切り分け」手法

製造ラインでの異常発生時に、被害の拡大を防ぐための一次切り分けの手法を解説。ラボに持ち帰らず、現場で数分以内にガス成分を特定・推測することで、迅速な意思決定と的確なトラブル対応を可能にする具体的な方法を提供します。